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この記事の答え

硫酸塩泉に日帰りで入れる温泉として、公式ページで「泉質名が硫酸塩泉であること」と「日帰り入浴の営業時間」を確かめ、2026年10月18日の時点のデータで見直した19か所を、地方ごとに並べました。硫酸塩泉は、たびとまりで泉質を確かめた温泉のうち51か所です。

この記事の見出し(11)
山あいの石づくりの露天風呂から湯気が立ち、湯船のふちに白いタオルが置かれた様子(イメージ)

口に入るとちょっぴり苦い味がする硫酸塩泉。塩化物泉や単純温泉にくらべると数が少なくて、探すと意外と見つかりません。

泉質名が硫酸塩泉で、日帰り入浴を公式に案内している温泉は、北海道から九州まであります。公式ページで確かめた値を、2026年10月18日にたびとまりの最新のデータと見比べた19か所を、北から順に並べました(順位や評価ではありません)。

いちばん多い成分が硫酸イオンで、口に入るとちょっぴり苦い味がします。名前に「硫酸」とあってドキッとしますが、「成分の中で硫酸イオンがいちばん多い」という意味です。強い酸性かどうかは、また別に決まります。

名前が似ている硫黄泉は、硫黄を含むお湯です。成分が違う別の泉質です。

ろとまる

古い掲示に「芒硝泉」「石膏泉」「正苦味泉」とあったら、昔の名前の硫酸塩泉です(正苦味泉はマグネシウム-硫酸塩泉のこと)。今の名前との対応を表にしました。

たびとまりで泉質を確かめた温泉のうち、硫酸塩泉は60か所です(2026年10月22日に、たびとまりのデータで数えました)。塩化物泉の329か所とくらべると、ずっと少ない泉質です。

載せたのは、施設の公式ページ(または自治体・観光協会のページ)で、泉質名が硫酸塩泉であることと、日帰り入浴の営業時間を確かめられた19か所です。確かめたのは2026年9月16日〜10月15日で、2026年10月18日に、たびとまりの最新のデータと見比べました。

残りの温泉は、開いた公式ページに泉質名か営業時間が見つからなかったため、今回は外しました。

硫酸塩泉がどんなお湯かは、泉質の記事で整理しています。

硫酸塩泉は、お湯に溶けている成分のうち、硫酸イオンがおもなもの(マイナスの成分でいちばん多いもの)です。分析の決まりでは、泉質名の成分は多い順に並べます。そのため、「-」のあとの成分の最初が「硫酸塩」かを見ると分かります。

名前の例どういうお湯か
ナトリウム-硫酸塩泉硫酸イオンとナトリウムがおもな成分
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉硫酸イオンがおもで、塩化物イオンも多い
ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉塩化物が先なので、硫酸塩泉ではなく塩化物泉

たびとまりでも、鳥取市の元湯温泉は、泉質名が「ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉」なので、この決まりに合わせて硫酸塩泉に分け直しました。

古い掲示や施設の案内には、昔の泉質名が残っていることがあります。新旧泉質名の対照表では、次のように対応しています。

昔の名前いまの名前
芒硝泉ナトリウム-硫酸塩泉
石膏泉カルシウム-硫酸塩泉
正苦味泉マグネシウム-硫酸塩泉

温泉旅館 矢野(北海道松前町): ナトリウム・硫酸温泉。日帰り入浴は15:00〜22:00。定休日は公式の案内で確かめてください

吉岡温泉 ゆとらぎ館(北海道福島町): ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉。10:30〜21:00、月曜休み(祝日なら翌日)、1月1日休み

こもれび温泉(北海道知内町): ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。10:00〜20:00(最終受付19:30)、月曜休み(祝日は営業し、翌日の火曜が休み)

乙部町・ゆりの里活性化センター(北海道乙部町): ナトリウム 硫酸塩・塩化物泉。5/1〜11/30は13:00〜20:00、12/1〜4/30は13:00〜19:00。開いているのは火・木・土・日曜(月・水・金曜は休み)

天然豊浦温泉しおさい(北海道豊浦町): 硫酸塩泉。10:00〜21:00(最終受付20:30)。定休日は公式の案内で確かめてください

ふれあい温泉・川内(青森県むつ市): ナトリウム、カルシウム、硫酸塩泉。9:00〜20:00(最終受付19:30)、月曜と最終週の金曜が休み

花輪温泉ゆたろう(秋田県鹿角市): ナトリウム硫酸塩塩化物泉。朝5:30から21:00まで(12月31日は18:00まで)。休館日は月に複数日あり、2026年11月2日(月)と12月7日(月)は休館の予定です。整備点検で臨時に休館することもあるので、公式の案内で確かめてください

金山町老人福祉センター・ゆうゆう館(福島県金山町): ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉。平日・土曜は11:00〜20:00、日曜・祝日は12:00〜20:00。定休日は公式の案内で確かめてください

メルキュール裏磐梯リゾート&スパ(福島県): ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉。日帰り入浴は15:00〜19:00(最終受付18:00)。定休日は公式の案内で確かめてください

桂の関温泉・ゆ~む(新潟県関川村): ナトリウム、カルシウム硫酸塩温泉。10:00〜21:30、毎月第3水曜休み(休日なら翌日)

勝木ゆり花温泉 福祉センター ゆり花会館(新潟県村上市): ナトリウム・カルシウムなど硫酸塩温泉。9:30〜20:00(最終受付19:30)、木曜休み、12月31日・1月1日休み。ほかに都合による休館があります

和田宿温泉ふれあいの湯(長野県長和町): カルシウム・ナトリウム硫酸塩温泉。10:00〜21:00(受付20:30まで)、月曜休み(祝日は営業)と施設点検日

長門温泉やすらぎの湯(長野県長和町): ナトリウム硫酸塩温泉(芒硝泉)。10:00〜21:30(受付21:00まで)、火曜休み(祝日は営業)と施設点検日

辰口温泉総湯 里山の湯(石川県能美市): ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。10:00〜22:00、毎月第2・第4水曜休み(祝日なら翌日)

同じ長和町の2か所は、休みの曜日が月曜と火曜で分かれています。

今回、東海・近畿・四国は、公式で泉質名と営業時間の両方を確かめられた硫酸塩泉がなく、載せていません。

出雲いりすの丘 ひかわ美人の湯(島根県出雲市): ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。10:00〜21:30(最終受付20:30)、火曜と毎月最終水曜が休み

元湯温泉(鳥取県鳥取市): ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。朝風呂6:00〜9:30と、13:00〜23:00(どちらも終わる30分前に受付終了)。定休日なし(年末年始は施設に確かめてください)

夷谷温泉(大分県豊後高田市): 硫酸塩泉。10:00〜22:00(最終受付21:30)、毎月第2・第4月曜休み

阿蘇坊中温泉・夢の湯(熊本県阿蘇市): ナトリウム、マグネシウム-硫酸塩、炭酸水素塩泉。10:00〜22:00(入浴受付21:20まで)、大浴場は毎月第1・第3月曜休み(祝日なら翌日)。2026年7月28日の熊本地震のあとも営業しています

亀の井ホテル 阿蘇パークリゾート(熊本県阿蘇市): ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉。日帰り入浴は15:00〜21:00(最終受付20:00)。定休日は公式の案内で確かめてください

硫酸塩泉の泉質別の適応症は、次のとおりです。浴用は塩化物泉と同じです。

  • 浴用: きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
  • 飲用: 胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘

飲めるお湯かどうかは施設ごとに違うので、飲泉の案内がない温泉は飲まないでください。どの泉質でも入浴を控えたほうがよい場合(禁忌症)は、泉質の記事にまとめています。

Q. 名前に「硫酸塩」が入っていれば、硫酸塩泉ですか?A. いいえ。泉質名の成分は多い順に並ぶので、「ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉」のように別の成分が先なら、おもな成分は塩化物です。「-」のあとの最初が「硫酸塩」かを見てください。

Q. 硫酸塩泉と硫黄泉は同じですか?A. 違います。硫酸塩泉は硫酸イオンがいちばん多いお湯、硫黄泉は硫黄を含むお湯で、成分が違う別の泉質です。

Q. 日帰り入浴の料金はいくらくらいですか?A. 施設によって違います。この記事の19か所のうち、公式に大人の料金が書かれていたところでは300円から2,000円まででした(2,000円はホテルの土日祝の料金)。公式ページで確かめてください。

Q. ほかの泉質の日帰り温泉も知りたいです。A. 同じ基準で確かめた温泉を、それぞれ記事で紹介しています。

Q. 温泉に入って、そのまま道の駅の駐車場で寝てもいいですか?A. 国土交通省は、道の駅での仮眠はかまわないとしつつ、宿泊目的の利用は基本的に遠慮してほしいとしています。車で泊まるなら、車中泊を受け入れている場所を紹介した記事を見て選んでください。

  • たびとまりで泉質を確かめた硫酸塩泉は60か所。そのうち19か所で、公式ページで泉質名と日帰り入浴の営業時間を確かめ、2026年10月22日にデータを見直した
  • 泉質名の「-」のあとで、最初に「硫酸塩」が来るかで見分けられる。昔の名前の芒硝泉・石膏泉も硫酸塩泉
  • 適応症は基準にあるもので、効き目は人による

(各施設の内容は、施設の公式ページ、または自治体・観光協会のページで確かめた値を、2026年10月18日にたびとまりの最新のデータと見比べたものです。営業時間・定休日は変わることがあります)

効果を保証するものではありません。体調や持病が気になるときは、施設の掲示と医師の案内に従ってください。

出典:

  • 環境省「鉱泉分析法指針(平成26年改訂)」
  • 環境省「新旧泉質名対照表」(https://www.env.go.jp/nature/onsen/docs/senshitsumei.pdf)
  • 環境省「温泉法第18条第1項の規定に基づく禁忌症及び入浴又は飲用上の注意の掲示等の基準」(平成26年7月1日)
  • 青森県「温泉の種類と効能」
  • 国土交通省「道路行政に関するよくあるご相談」(道の駅での仮眠・宿泊。https://www.mlit.go.jp/road/soudan/soudan_03_04.html)
  • 各施設は、施設の公式ページ、または自治体・観光協会のページ(2026年9月16日〜10月15日確認。2026年10月18日にたびとまりのデータと突き合わせ)

料金・設備・営業期間などは変わることがあります。お出かけの前に、各施設の公式情報をご確認ください。記事のまちがいは情報の報告から知らせてください。

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